はじめまして。5年間の不妊治療の末に長男を妊娠したサリーといいます!
「妊活を始めてみたものの、毎月リセットの繰り返し。いつになったら妊娠できるの?精神的に辛い。」
「不妊治療に費やす費用と時間が莫大。どうやってモチベーションを保っていったらいいのかわからない。疲れた…。」
妊活をいざ始めると、少なからずこのような気持ちになる事があると思います。(私がそうでした)
妊活をスタートするまで、妊娠って計画すればすぐできるものだと思っていました。
でも実際始めてみると中々授かれず、モチベを保つのがすごく難しいんですよね。
私自身も5年間の不妊治療の末に長男を妊娠しましたが、
妊活中はモチベの上下が激しく、完全に心が折れて精神を病んだこともありました。
この記事では、そんな挫折を経験した私が
・妊活に疲れた時にすぐ実践できる、モチベの保ち方【3選】
・それでもモチベーションが保てない時にしたこと
をご紹介しています。
執筆者(サリー)の簡単な自己紹介です。
・不妊治療歴約5年。様々な治療や体質改善に取り組み、妊活に費やした費用は200万ほど。
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が15年前に判明。現在もその体質は変わらず。
・不妊治療の末、第一子・第二子を妊娠。現在は年子育児に奮闘中。
5年間の紆余曲折をしたからこそ、
「もっと早くああしていればよかった」
「先にこうしていればよかった」
と当時を振り返って感じる事があるので、少しでも同じ悩みを持つ人の近道を提供したいと思っています。
3つのポイントは、当時を振り返って一番効率が良いと私が感じる優先順位になっているのでぜひ①から読んでみてください。
この記事を読み終わった時に、少しでも前を向く気持ちが芽生えていることを願っています!
妊活に疲れた時にすぐ実践できるモチベの保ち方【3選】
自分が妊活をスタートした際に、1番最初にこれをしておいた方がモチベーションを保てたと思うことをご紹介します!
【STEP1】夫婦で共通認識を持つ
妊活・不妊治療のモチベーションは、パートナーの方の支えと理解があるかで大きく違ってきます。
その中でも、特に重要だったな、と思う事が2点あります。
夫と妊活の温度感をすり合わせる
①どのくらい不妊治療に時間とお金と労力をかけれるか
②男性側も通院や検査に積極的になってくれるか
少なくともこの2点をパートナーの方と認識をすり合わせることは、妊活のモチベーションを保つ上で必須です。
よく、不妊治療や妊活をしている夫婦の男性側に話を聞くと、
いつか授かれればいいかな〜、って思ってるんだよね。
こんな台詞をよく耳にします。
しかし、女性側に話を聞くと、
なかなか授かれない。今月もリセット(生理)が来た…。
と両者の気持ちにかなりギャップがある事があります。
女性側の考える「いつか」は、恐らく男性が考えている「いつか」よりも短い事が多いんだと思います。
「いつか授かれる」その「いつか」は何年くらいをイメージしているのでしょうか。
今は30代後半で結婚し、それから妊活を開始する人も少なくないありません。
そうすると、体のことを考えて妊活も早めにステップアップする必要性なども出てきます。
夫婦二人の今後の人生設計。そして、治療に費やせるお金と時間。
そこは、妊活や不妊治療をスタートする時点で必ず話し合っておいたほうが、今後同じ温度感でお互いを励まし、支え合う事ができます。
夫と妊活の温度感をすり合わせる
実際に妊活をスタートすると、女性側に悩みとして挙げられるのが
夫も検査をして欲しいのに、プライドなのか、一緒に通院してくれなくて…
こんな事例。私自身も、そうでした…。
私の場合、PCOSの体質というのが妊活を始める前にわかっていたので、
そもそも私側だけに不妊の原因があるものだと思い込んでいました。
しかし、妊活を始めて2年が経過し、人工授精(AIH)にステップアップしたところ、
夫の精子の状態も、あまりよくないという事が判明しました…。
なんで妊活をスタートした時に、夫も一緒に検査をしなかったんだろうか、と
当時はかなりモチベーションが下がりました。
診断の後からすぐに、食生活の改善やサプリメントを開始したりした甲斐もあって、
幸い夫の精子の状態は半年ほどで平均値まで回復する事ができました。
私のような事例を少しでも減らすためにも、
妊活と不妊治療は「二人でするもの」という認識をもって、
男性も自分事として、通院や検査を女性と同等レベルに積極的に行う事が大事だと思います。
【STEP2】頑張っている事を可視化して、自己肯定感を高める
冒頭でも述べた通り、妊活はお金と時間をかければ何とかなるものでもなければ、
努力をすれば必ず報われる!というものでもありません。
私自身、頑張っても頑張っても結局生理が来て、
自分は一体どうなるんだろうかと長く暗いトンネルを彷徨っている感覚でした。
それは、妊娠することという「結果」が手に入らなければ、「自分はダメだ」と毎月自分を責めていたからです。
でも、結果が手に入らなかったとしても、毎月努力はしているはずなんですよね。
・ジムに行って体を鍛えて血流をよくした。
・新しい病院を調べて、転院した。
・不妊治療にお金がかかっているから、家計の節約を心がけた。
その月に妊娠できなかったとしても、いつもしている行動は、結果を得るための努力の結晶です。
私は、ある時からこのような努力を可視化するようにしました。
これは当時私がまとめていた、妊活に関するノートですが(汚くてすみません!)
その月に自分がした治療や検査結果、
妊活に関連して取り組んだことを些細なことでも良いのでメモするようにしていました。
そして、その内容を夫に見せて共有していました。
いつでも赤ちゃんを迎え入れる事ができるように、私達は毎月進化し続けている!
無駄なことなんてひとつもない!毎月前に進めている!
そんなことを夫と話しながら、ご褒美のケーキを買って毎月話をする時間を作っていました。
毎日色々なことに追われていると、人は結果ばかりに目がいき、プロセスを忘れがちになります。
でも、些細な事でも可視化することで、改めて自分のできていることは
かなり多いことに気づくはずです。
妊活はただでさえストレスフルな場面が多いです。
自分で自己肯定感を高めて、少しでも前を向いてハッピーにいることは、
精神衛生上も良いので、非常にお勧めです。
【STEP3】思いきって「休み」をとる。
妊活は、タイミングが限られます。
(人によって回数の差はありますが)月に1度の排卵のタイミングがチャンスです。
年にすると、12回。
この12回という数字は、妊活をしていると、とてもプレッシャーに感じるものです。
このタイミングを逃すと、次は1ヶ月後か…!
そう考えると、この1回ってすごく重い…。
私は妊活をスタートして4年くらいが経過した時に
自分で自分を追い込みすぎて、行動や考え方のベースが全て「妊活」になっていて、
本当に自分のとりたい行動がわからない状態に陥ってしまいました。
・コーヒーとコーラが大好きだったのに→妊活しているから、体を冷やさないためにも我慢しよう。
・両親から旅行に誘われても→もしその時期に妊娠初期だと体調が心配だから、断ろう。
・夫と共通の趣味が釣りだけど→船に乗ったり、体力を使い過ぎてハードだから、我慢しよう。
なんでもかんでも理由をつけては我慢、我慢のオンパレードで、
人付き合いも次第に悪くなっていました。
そんな中、ある日昔から長い付き合いの親友から言われた言葉で目が覚めました。
そんなにストイックに生活して、自分を追い込んでピリピリして。
もし子供を授かったとしても、こんな居心地の悪いお母さん嫌だ絶対。
まずは自分を大切にしなよ。
こんな直球の言葉を言われる事なんてなかなか無かったので、とても驚きました。
そう指摘をされるくらい、当時の私は客観的に物事が見れなくなり、
全ての行動の中心が『妊活』で感覚が麻痺してしまっていました。
親友の言葉をきっかけに、私は自分自身の心と向き合いました。
そして、夫とも話し合いを重ねました。
結果的に私の場合は、コロナの感染が拡大し始めた時期ということもあり、
自然と妊活を「休もう」という意思決定をする事ができました。
妊活を休むというのは、ものすごく勇気のいることです。
貴重なタイミングを逃してしまうことになるので、夫婦でもよく話し合う必要があります。
私は不妊治療を休んで「赤ちゃんのために」ではなく、
「まずは自分のために」という考えで生活をし始めたところ、
不順だった生理の周期が次第に整っていきました。
そして、妊活を休んで約1年経過し、体外受精にステップアップを決意して申し込みをする段階になったところ
まさかの自然妊娠で長男を授かりました。
不妊治療に時間とお金をつぎ込んできた自分が実感しているのは、
ストレスは一番の悪だということです。
妊活で自分追い込み、ストレスを増大させてしまっている場合は、
思いきって休んでみることが結果的に近道になる場合があります。
休むことで、心と体を労って、
いつでも赤ちゃんがハッピーに自分達の元に来てくれるように、
前に進むためのエネルギーをチャージするんです。
まとめ
不妊治療で約5年間悩んできた私が実践した
モチベーションを保つ秘訣、いかがでしたでしょうか。
【STEP1】夫婦で共通認識を持つ
【STEP2】頑張っていることを可視化し、自己肯定感を高める
【STEP3】思いきって「休み」をとる
【STEP1】からまずは取り組み、それでもモチベーションが保てない時は【STEP2】へ
そして最後の選択肢として【STEP3】という順番で取り組んでみるのが良いと思います!
ぜひ、やってみてくださいね。
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